02-プレキャストコンクリート工法

PCa工法(プレキャストコンクリート工法の略称)は、あらかじめ工場で建物の柱部材や梁部材などコンクリート構造部材を製造し、製造した製品を現場に搬送して重機を使って組み立てていく工法です。

PCa工法の場合、現場での基礎工事と同時に工場で壁や床などの部材を生産し、
現場で組み立てるだけですので在来工法のようなコンクリートの養生も不要です。

天候にも左右されずに計画通りの工事が進められることもあり、大幅な工期の短縮化が可能です。
また、設計時の構造計算や構造審査が簡略化されることで設計にかかる期間の
短縮化も合わせて可能になります。
このようなことから在来工法に比べると約3分の2の工期で済むのが、PCa工法です。

また、PCa工法広い現場の場合、サイトPC工法が用いられるケースもあります。

サイトPC工法とは、建設現場内に作業所を配置し、その作業場でプレキャストコンクリート製品の製造を行い、現場で設置組み立てる工法のことです。

現場敷地面積が広い事が条件となりますが、今までのPCaPC工法の課題を解決できる工法として用いられてます。

『解決できる課題』
01-製品チェック・工程チェックが常に行えるため、高品質で計画通りの進行が可能になります。

02-現場作業所での製造になる為、プレキャストコンクリート製品の運搬が
交通事情に左右されず、計画通りに進められる。
また運搬費が掛からないため、大幅なコスト削減になります。