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地盤紹介

神奈川県で地盤の強い地域はどこ?

地盤とは?地震のリスクにもつながる

地盤とは、建物から深さ約100mまでの部分を指します。住宅やビルを建てる際に使われる言葉で、日常会話ではあまり耳にする機会はないかもしれません。
地盤の強度や地震リスクの有無にもつながります。地震の揺れは、固い岩盤からやわらかい岩盤へ伝わる際に大きくなります。そのため、地盤がやわらかい(=弱い)と地震の揺れが増幅し、震度6強以上の揺れが発生するリスクがあるのです。

地震が発生しやすい=リスクが高いではない

ひとつ注意したいのは、地震が発生しやすい地域=地震リスクが高い地域ではないということです。
地震が発生しやすい地域であっても、地盤が固く安定していれば震度6強以上の揺れが起こるリスクは減ります。一方で、地震が少ない地域でも地盤がやわらかく不安定であれば、震度6強以上の揺れが発生する危険性が高いわけです。
そういった面でも、地盤の強さは地震リスクと密接に関係しています。

神奈川県の地域ごとの地震リスクを解説

神奈川県はいくつものプレートが交錯する地域に位置しています。
また県内には約30本もの活断層が確認されており、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないのが現状です。
神奈川県に被害を及ぼす地震は、主に相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震と、陸域のさまざまな深さの場所で発生する地震です。
ここからは地盤強度以外の各地域の地震リスクについて解説します。

神奈川県西部山地:富士山の溶岩流が到達する可能性も

神奈川県西部の山地は、それぞれの間に位置する秦野盆地と足柄平野によって北部の丹沢山地、東部の大磯丘陵、西部の箱根火山および足柄山地に分けられます。
箱根火山の周囲には箱根温泉、湯河原温泉など多くの温泉が分布しています。箱根火山は2021年にも大涌谷で噴気活動が見られました。

2021年3月に17年ぶりに改訂された富士山のハザードマップでは、溶岩流が神奈川県の7つの自治体に到達する可能性があると初めて示されました。その自治体は、到達までの予測時間が短い順に、山北町、南足柄市、開成町、松田町、相模原市緑区、小田原市、大井町です。

これまで神奈川県には溶岩流が到達した実績がなく、予想もされていなかったことから、それぞれの自治体では改めて住民の避難対策などを検討することになっています。

神奈川県横浜市東部:土砂災害の可能性が高い

神奈川県横浜市は、通勤・通学に便利で、ショッピングやレジャースポットにも事欠かない人気の街です。

しかし横浜市は台地や丘陵地の広がる傾斜地の多い地形として知られており、台風や豪雨の際には崖崩れ・土砂災害のニュースが多く伝えられます。

横浜市は、傾斜を利用するために石積みを行って地盤を支え、傾斜地を平らにして使用してきました。
高度成長期により多くの住宅用地が必要になった際には、高低差のある傾斜地に擁壁をつくり、切土・盛土を行って土地を造成し住宅用地を開発してきたのです。

そのため地盤の弱い土地が多く、土砂災害の可能性が非常に高い地域として、市内の多くの場所が土砂災害特別警戒区域に指定されています。

神奈川県横須賀市:土砂災害に加え活断層による地震の影響も無視できない

横浜市と同様に、多くの場所が土砂災害特別警戒区域として指定されているのが神奈川県横須賀市です。

三浦半島の大部分を占め、山間部や急峻な丘陵部が中心で平地の少ない横須賀市では、古くから海岸線の埋め立てが行われてきました。
現在の中心市街地(京急の横須賀中央駅周辺)も大部分が埋立地です。

また直下には三浦半島断層群が所在しているため、大きな地震が発生すると甚大な被害がもたらされると予測されています。

神奈川県相模原市:強固な地盤の上に位置する

神奈川県相模原市相模原台地の上に位置しています。
この台地はとても強固な地盤なため、地震被害・液状化の危険性が低く、安全性の高い土地といわれています。

また市内には相模川が流れていますが、川から市内へ向かう途中の地形が防波堤のようになっているため、川沿いにありながら浸水のリスクもかなり低くなっています。

地盤が弱い地域で住宅を建てる際のポイント

住宅を建てる土地の地盤強度が心配なときは、専門業者に地盤調査を依頼すると良いでしょう。地盤調査は家の構造(重さ)に土地が耐えられるかと調べます。そのため、一般的に土地の契約後に行います。

地盤調査で土地の強度に問題があるとわかった場合、地盤改良工事を行います。
地盤改良の工法は主に以下の3種類です。

表層改良工法:もっとも多い。セメント系固化材を軟弱地盤全体に散布し、不同沈下を抑えて均等な強い地盤を築造する。
柱状改良工法:セメント系凝固材を地盤に注入し支持地盤まで強固な柱を到達させる。杭に似ている。
鋼管杭工法:やや細い鋼管杭を複数埋め込んで建物の荷重を支持地盤に伝える。

どの工法を採用するかは土地の性質や建てる家の重量に合わせて異なります。工事費用や工期もそれに伴い変わるので、施工会社と相談して土地の特徴に適した工法を選びましょう。

地盤改良工事は決して珍しいものではなく、全国で見ると3件に1件の割合で行われています。とはいえ出費にはなるので、土地選びの段階で地域のハザードマップを確認して、なるべく地盤の強いエリアを選ぶようにしましょう。

神奈川県の強い地盤まとめ

神奈川県で注文住宅のための土地選びをする際、地盤の強さは大切な要素です。また同じように、地域のハザードマップから地盤沈下や土砂崩れといった地震リスクを調べることも重要です。

仮に地盤が弱かったとしても、地盤改良工事を行えば地盤強度を上げられます。
注文住宅を建てる際は、建物以外に土地もぜひ注視してみましょう。

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